当研究所参与 管理栄養士の水流琴音さんによるえいよう絵本
「にじいろれすとらん」Kindle版が先行発売されました!
にじいろれすとらん
電子書籍(Kindle版 )
作:つることね
絵:ハルキ
監修:みぞぐちとおる
出版社 : Ortho Books
価格:880円(税込)
商品はこちらから:にじいろれすとらん Kindle版
紙の絵本も発売決定!
病院の待合室やお家、図書館などで、子どもが自然と栄養療法に触れることができるようと想いが込められた絵本です。
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この絵本は、栄養と子どもの「発達」の関係をテーマにした絵本です。
■監修/みぞぐちとおる より
この絵本では、子供の脳の発達には栄養が大切であることを伝えています。
そしてお子さまが勇気をもって新しい食材にチャレンジするきっかけになることも意図しています。
子供の脳の発達のための適切な対応とは、その子の脳の特性にあった最適な栄養状態を整えることなのです。
発達障害という概念が知られるようになり、その結果として従来の診断基準によって精神疾患とされていた成人の患者さんの多くは、発達障害がベースにあり適切な対応がとられなかったための二次的な精神症状であることが理解されるようになりました。
子どもの発達におけるアプローチは、療育による支援や薬物療法だけでなく、栄養療法という選択があるのです。
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■さく/つることね より
「食事でよくなる未来を、子どもがわかる形で見せてあげたい」という想いから、この絵本は生まれました。
私は子どもの頃、食べ物に不調を良くしてくれる力がある事を知りませんでした。
その存在に触れる機会がなかったからです。
この絵本が、お家や図書館、幼稚園、病院の待合室など、子どもの頃触れる環境の中にそっと存在していて
「食べ物で元気になれるんだ」という発見や気付きのきっかけになることを願っています。
現在栄養療法に取り組む親子はもちろん、栄養療法をまだ知らない子どもたちにも是非読んでいただきたいと思っています。
栄養療法の事を知らなくても自然に触れる事ができるように、物語りにして工夫しました。
また制作にあたる中で意識したのは読者目線になること。
子どもの頃の感性を思い出しながら、ページをめくる時のわくわくした気持ちを大切に筆を執りました。
ハリネズミくんの冒険をぜひ親子で楽しんでいただけたら嬉しいです。
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え/ハルキ より
絵本の作画を担当させていただきました、ハルキと申します。
わたし自身も、数年間に及ぶ不安障害の症状に悩まされてきました。
そのなかで出会った考え方が栄養療法で、きちんと人間の土台となる食事や栄養を見直していこう、というものでした。
今では、症状に苦しむことはほとんどなくなりました。
作画において、「どのように表現したら、子どもたちに栄養の大切さ、そして食べること自体の楽しさを伝えられるだろう?」と常に試行錯誤しながら描いていました。
その上で、れすとらんの食事シーンは特に力を入れました。
他の動物たちが楽しそうに食事をしている表情を意識したり、食事自体は種類を豊富にしたり、鮮やかな色をたくさん使うことで、子どもたちに少しでも興味や関心を持ってもらえるよう工夫しました。
そして、はりねずみくんの表情や雰囲気が、取り巻く食事によってどんどん変化していく様子も、見守っていただけると幸いです。
ぜひお子さんと一緒に読んでみて下さい。